骨切り術とは

骨切り術は主に変形性関節症の患者様に行われる手術療法で、変形してしまった骨を切っていくことで変形を矯正していき、関節の動きや同疾患による症状などを改善していく治療法となります。

変形性膝関節症の骨切り術

高位脛骨骨切り術(OWHTO手術)

内側の膝関節が変形性膝関節症によって、軟骨がすり減るなどして痛みが強く出ていて、日常生活に支障が出ている場合に行われます。
この場合は外側の関節面へ荷重を分散させる必要があります。そのためには脛骨の骨を切って、内側の変形部分を矯正して、荷重の軸を分散させるようにします。
Open Wedge HTOとは、脛骨近位部の内側から外側へと骨切りをしていき、内側を楔形に広げていき、その状態で固定していきます。固定についてはプレートによる内固定になります。
この手術は、侵襲(手術時につく傷)や合併症のリスクが低く、関節が温存できるという利点があります。
骨を切っているので、歩いたり体重がかかったりすると痛みますが、特に固定は不要で、翌日には膝を曲げることができ、約3~6カ月で骨がくっついて完全に痛みが引くと、そこからは普通の生活に戻れます。入院期間も3~4週間が目安になります。

同手術が適応される方というのは、30~50代の患者様、スポーツなど活動性が高い方に行われます。
骨がついた後はどんな運動をしてもいいという手術であり、骨がつき、内部に入れた金属を抜いたら、もう完全に自分の膝として使うことができます。
手術後にテニスやマラソン、山登りなどのスポーツ復帰も期待できます。
「膝周囲骨切り術」は日本人の健康寿命の延長と生活スタイルの変化に伴い、現在非常に注目されている治療法です。
「膝周囲骨切り術」に関して興味のある方、運動したいのに膝の痛みで思うようにできなくて困っている方は、いつでもご相談ください。

高位脛骨骨切り術の術前術後